高輪ゲートウェイ駅看板の“明朝体”に、文字を愛するファンから批判の声が続出しているらしい。
ほんとでしょうか。
高輪ゲートウェイ駅看板が「ダサい」といった反応があったというので、ちょっと見てみました。
駅看板のフォントが明朝体なんですね。
明朝体って何って思ったら、まずは高輪ゲートウェイ駅の看板見てください。
スポンサーリンク
高輪ゲートウェイ駅看板の文字が明朝体
あの文字の作りが明朝体という書体です。
この看板に違和感を感じる人は、そんなにいないと思います。
文字に関わる仕事をしている人には「ダサい」と感じるのでしょうか。
一般的に駅の看板だとゴシック系で作られているので、違和感はあるかも知れません。
でも普通は文字の書体にこだわった見方をしないですよね。
そこでわたしも高輪ゲートウェイ駅看板を見てみました。
「ツメが甘い」って思いました。
開業を前にして、看板に詰めの甘さを感じます。
高輪ゲートウェイ駅看板ツメが甘いのでは?
明朝体の漢字にそのままカナを使うと、間が抜けた感じで力強さがありません。
「明朝体」というなら、もっと文字間を詰めて欲しかったです。
ゲートなので空きがないと通れないからでしょうか?
ラッシュ時間はぎゅぎゅう詰められるのに、看板の文字を見るたび嫉妬してしまいます。
せめてもう少しカナの文字間詰めて欲しかったですね。
やはり電車を待つ時も整然と並んでいるので、この文字間にストレスを感じます。
「ダサい」のは明朝体ではなく、文字と文字の空間のバランスが、日本人の性格に合っていなように思えるのです。
「明朝体がダサいのではなく、バランス」が悪いのでは?
駅名看板の文字って意外と大きいですから、バランスって大事です。
普段ゴシック体の看板を見てるので、きっちりかっきりの文字が好きなんだと思います。
高輪ゲートウェイ駅看板の明朝体の狙いは?
当然デザインの段階では、別のフォントに置き換えて検証されたと思います。
ゴシック体ならきっちりかっきりした文字になるので、多くの日本人に好まれる書体です。
そこをあえてこの明朝体にしたところに、「和」を意識したという裏に、なにか狙いがあるのかも知れません。
あえて違和感を感じさせた看板にし、看板による「話題性」を狙ったとしたら、思うつぼです。
えっ、何も考えてない? まさか……。
そんなことはないでしょう。
しかし駅の名前は駅の看板ですから、そのうちゴシック体に変わっているかもしれません。
でも文字というか書体にもいずれ慣れてしまうと、気にする人もいなくなるでしょう。
高輪ゲートウェイ駅の看板に違和感を覚えても、明朝体は嫌いにならないで欲しいですね。
明朝体のカナの間を詰めて検証してみました。
こんな感じかな?
こんな感じですがどうでしょう。
高輪ゲートウェイ駅について
高輪ゲートウェイ駅は、2020年3月14日に開業。
山手線と京浜東北線が停車する。
山手線の駅としては30番目、京浜東北線の駅としては47番目となる。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、開業日の記念式典などはありません。