貧乏神と福の神はあなたの心の中にいる!

貧乏神と福の神は心の中にいた

あなたは貧乏神と福の神に出会ったことがあるだろうか? というより貧乏神と福の神の存在自体を信じられないかも知れない。

 

十年ひと昔というなら四つくらい前の昔に、わたしは貧乏神に出会っていたことに、年齢を重ねてから気づいたのだ。

その時は気づけなかったが、自分はなぜ貧乏なんだろうと考えると分かってきた。
もし貧乏神の存在に気づいたら、感謝の気持ちを忘れてはいけない。

その時からあなたの成長が始まるからだ。

貧乏神と福の神を引き寄せるのはあなた自身だ!

ちょっとむかし、あるところに親元を離れて都会に働きに出た若者がいた。稼いだお金を貯金もせずに使ってしまい、働いてもいっこうにお金を貯める気配がない。

 

この時に給料のいくらかでも貯金をする考えがあれば、貧乏にならずに人生も好転したかもしれない。

 

働けばいくらでも稼げると思っているのだから、貯金より遊びの方が優先されたのだろう。

 

周りに車を持って、恋人同士がドライブを楽しんでいるのを見ると、ますます貯金なんて考えられない。

 

福の神が通り過ぎ貧乏神が忍び寄る瞬間

「そうだ車を買ってドライブもいいな」

「もうこんな仕事なんてやってたら、車なんて絶対買えないぞ」

「転職だっ!」と思って、会社を辞めてしまうのも若気の至りかもしれない。

 

転職したところで、それ程お金を稼げないのに、貯金もせずローンで車を買ってしまう。

ローンと一緒に貧乏神がついてきたりするので注意しなければいけない。

 

さあこれで車も買ったし、ドライブもできるぞと喜んでいると、翌月から家賃とローンの支払い、そして駐車場代を払う。貯金もできずに毎月生活するだけになってしまう。

 

何とか生活できるほどの稼ぎでは、相変わらず貯金もできない。

 

そういった生活をしていると、「もっと稼げる仕事をしないとだめだ」と思うようになって、転職を考えるかも知れない。

流されるような生き方をしていると徐々に貧乏神も増えてくる。

 

貧乏神が貧乏神を連れてくるので注意しよう

「もっとたくさん稼げる仕事があるはずだ」と思って転職しても、思惑通りにはいかない。

世の中の景気も悪くなって失業などということになるものだ。

 

更に状況は悪化して、とりあえず働ける仕事ならと思っていると、貧乏神が時給の安い仕事を運んでくる。

 

働いても働いても生活するだけで精一杯になってくるだろう。

 

そうなると、もう車を維持することもできず手放すことになる。何とか生活だけはと思って働くだろうが、働いても働いても生活が楽になることはない。

 

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福の神が貧乏を抜け出すチャンスをくれる

「酒も飲みたい、焼き肉もお寿司も食べたい、たまには旅行にも行ってみたい」と思いながら、いつもスーパーの半額弁当とカップ麺の生活ばかりだ。

 

どうしてこんなに貧乏になってしまったんだろうと後悔しても、状況は好転しない。

 

それでも会社都合の失業なら、失業保険が早めに支給されるし、まだましな方だ。

 

中高年にもなると就職先を探しても、どこも雇ってくれないので苦労がついてくる。

 

ハローワークで「仕事が見つからなくて困った」と相談すれば、パソコン教室をすすめられる人もいる。

 

求職者支援制度を利用し、職業訓練によるスキルアップをするため、パソコン教室へ通う事ができるのだ。

 

パソコン教室での訓練期間中は月10万円の「職業訓練受講給付金」も支給される。

 

無料でパソコンが学べてお金ももらえると聞いて、貧乏神も一瞬「ビクッ」とするかもしれない。

 

福の神がくれたチャンスを活かせるか

あなたがパソコンを覚えられるように、福の神がチャンスを作ってくれていることに気づけるだろうか。

 

ただパソコン教室に通っていさえすれば、お金がもらえると思っているなら、あなたのそばに貧乏神が寄って来るだけだ。

 

三か月通ってパソコンの基礎を学んで、パソコンの魅力や凄さに気づければチャンスが訪れる。

 

「<b>なんて凄い機械があったものだ</b>」と感じたら、安物のデスクトップパソコンを購入し自宅にインターネットを引いてしまうくらいでないと、福の神は寄ってこない。

 

しかし、それだけ努力しても再就職には全く役に立たないのだから、チャンスだとは気づかないかも知れない。

 

お金は出るばかりで収入は全くないとなると、部屋には貧乏をエネルギーにしてコロコロ太った貧乏神がほほ笑んでいる。

 

貧乏神が油断しているすきに福の神を呼ぼう

一家に一台パソコンがあるのは普通になったが、パソコン使っているだろうか?

今はスマホがあるので、ますますパソコンを使わなくなった。

 

でも、貧乏人にとってはスマホなど高根の花、それより食べることが大事なのだ。

 

相変わらずスーパーの半額弁当とカップ麺から抜け出せないまま、時だけが過ぎて行く。

 

こういった行動をしていると、貧乏神も安心して油断しているかもしれない。

 

就職もできないままパソコンで遊んでいると、いつの間にかパソコンを結構使えるようになってくるだろう。

 

そんなときにネットでお金を稼げるという記事を見たりするものだ。

 

一万円程のお金を出してその方法を手に入れるかも知れない。

ひょっとして福の神が来たのかも……なんて思いながら。

 

貧乏神が貧乏神を連れて来た

ネットで稼ぐにはサーバーを借りて、ドメインを取得し、ホームページソフトも購入しなければならない。

とりあえず三ヵ月ほど取り組んでみるが、全く稼げないことに気づくとやる気をなくすだろう。

 

貧乏神が喜びそうな行動をして、貧乏神も思い切り笑っていたかも知れない。

 

 

一万円の安物の情報だからいけないと思ったりすると、29,800円の教材を買ってみたりする。

 

ところが内容は一万円のものとほぼ同じような内容なのだから、さすがに貧乏神に取りつかれていると気がつくだろう。

 

貧乏神の負のパワーをエネルギーに変える

お金も心細くなって、いよいよ借金に手を出してしまえば、貧乏神も安心しきってしまう。

 

ますます貧乏になって毎日同じ服を着て、靴はすり減ってヨレヨレ、全てが安物ばかり。

 

食べるものも安い物を買って、カップ麺とインスタントラーメンの日々だ。

 

こんな話を聞いたら情けないと思われるだろうが、貧乏になると簡単には抜け出せない。

 

現実なのだから仕方ないと諦めていては、破産が見えて貧乏神に飲み込まれてしまうだろう。

こういった緊急事態でも、ポジティブにとらえて向上心が持てれば、精神面の何かが変わってくるものだ。

 

ネットで稼ぐ方法に間違いはない。そうそう簡単に稼げるわけがないのだから、稼ぐまでに時間がかかるだけだ。

 

この気持ちを脳が強く意識すると、体がカーっと熱くなってきた感じを覚えるかも知れない。

 

脳みそが本気モードになってくればしめたものである。。

 

貧乏という負のパワーをエネルギーに変えて、本気の中に絶対に稼ぐぞ!という信念が生まれてくるだろう。

 

貧乏神も気づかない稼ぎ方を始める

あの有名なグーグルが自分の「好き」を収益にできると言っているのだから、方法に間違いはないはず。

 

教材の中身にも同じようなことを書いてあるし、試行錯誤しながら記事を書いては、ページ作りを続けるだけだ。

 

チャリンと音がするような感触が……。

 

さらに記事を書いてページ作りを繰り返していると、チャリンチャリンという音がして、いつの間にか音が聞こえなくなる。

 

毎日1円、5円、10円、50円、100円、500円なら、チャリンと音がするが、千円稼げると無音になる感覚だ。

 

そして一年以上が過ぎて銀行口座に、毎月お金が振り込まれてくるようになってくると、次第に借金も減ってくる。

 

こういったネットの時代は、少々の現金を財布に残し、振り込みや買い物の支払いはほぼキャッシュレス。

 

あの時覚えたインターネットとパソコンが、働き方を変えてくれたのだから、まさに福の神のおかげだ。

 

福の神に感謝の報告をし牛丼を食べる予定だった

神様、お金の大切さがやっとわかり借金も返済し、間もなく年金もいただけるようになる。これからは少しずつ貯金をする」と、心の中で感謝できるようになった。

 

貧乏神も油断した。まさかこの部屋の貧乏人がキャッシュレス生活をしているとは気づかなかったようだ。

 

貧乏を脱出出来たので久しぶりに「大吉屋の牛丼」を買ってきて、食べようとした時だ。

 

この部屋の主は一文無しだと思っていた貧乏神も、驚きを隠せずうろたえてた。

 

「なんてことだ!」貧乏なはずなのに……。

 

「この部屋の主はいつの間に変わったんだ。スマホまで持っているぞ!」

 

もう貧乏から抜け出していると気づいた貧乏神の体が、日を追うごとにげっそりしてきたのだ。

 

貧乏生活35年目に貧乏神と福の神の戦い

窓のカーテンが揺れて、「風かな?」と思ったら、何かが一斉に外に出ていった。

 

「だれだ!」と主が言うと。
「この部屋に住んでいた貧乏神さ」と振り返った。

 

 

「そうか、お前がいつもそばにいたから、わたしは貧乏なんだ。でもどうして逃げるんだ。」
「怠け者のお前が、いつの間にか一生懸命働いたから、もうすぐ福の神がやってくるだろう。だから、もうこの家にはいられない」

 

 

「それじゃ、福の神を追い返してここにいればいいじゃないか」
「でも貧乏パワーが減って、追い返す力もないよ」

 

貧乏神に取りつかれた時期を知る

主「お前はいつからわたしのそばにいたんだ」
貧乏神「40年くらい前に車を買った時にローンを組んだ時に一緒についてきたのさ」

 

主「そんな昔から貧乏神がそばにいたのか、気がつかなかった」
貧乏神「貧乏人なんてそんなもんさ。ほとんど気づかないよ」

 

 

主「それにしても、ずいぶんやせた貧乏神だな」
貧乏神「いや、つい最近まではそれほどでもなかったが、まさかキャッシュレスになっているとは、想定外の出来事で、貧乏パワーが一気に消滅したからね。おかげでこのありさまだ」

 

貧乏神に感謝の気持ちを伝える

主「元気を出せ! この牛丼を食べていい」と貧乏神を励ましたのだ。

 

貧乏神「うわぁ、こんなにおいしい食べ物は初めてだ。全部食べてもいいのか?」
主「もちろんだよ」

 

「でもなぜ追い出さずに牛丼まで食べさせてくれるのだ」と貧乏神が言う。

 

主「今だから言えるが、貧乏が悪いんじゃない。自分の行動が間違っていた。この数十年来の自分の愚かさに気づけたのも、貧乏のおかげだと思っているから感謝してるよ」

いまでは最低限生活できるので、無理に出て行くこともないだろうという。

 

がりがりの貧乏神は、その言葉を聞いて元気がでて、牛丼を食べて気力も出てきた時に、福の神の気配を感じた。

 

貧乏神と福の神の戦い

福の神の配達人がドアの前までやってきて「確かこの部屋だ」といいながらドアをノックした。

「福の神が、この家の貧乏神を追い出して、福を与えにやってきたぞ! 貧乏神は出て行け!」と言った。

 

すると、貧乏神は
「いやだ。この部屋のあるじがまだ住んでいてもいいと言って、牛丼も食べさせてくれたんだ」

 

 

すると部屋の主が貧乏神に近づき「福の神に負けるな。がんばれ貧乏神」と、貧乏神を応援したのだ。

 

福の神は一瞬戸惑いを覚えたが「貧乏神の味方をするなんて、この部屋の主は一体何を考えているんだ」と言いながら、ドアを開けて中に入ってきて小さな風呂敷包みを置いて帰ってしまった。

 

 

貧乏神は本当の福の神が来ると思って恐れていたが、ただの福の神の配達人だったようだ。

 

部屋の主は、貧乏神と一緒に包みを開けてみた。

 

福の神から「ミニ打ち出の小槌」をいただく

包みを開けてみると「ミニ打ち出の小槌」があった。

 

福の神からいただいた「ミニ打ち出の小槌」だが使い方が分からない。

 

すると「これは福の神のもので、あなたがちょっと頑張ったので、この部屋にプレゼントを届けてくれたのだ。貧乏神の味方をしたので誤解したのか説明もせずに帰ってしまったようだ」という。

 

でも貧乏神はその「ミニ打ち出の小槌」の使い方を知っていた。

 

ミニ打ち出の小槌は貧乏神が持っていても役に立たない道具なのだ。

 

しかし、貧乏神がミニ打ち出の小槌を持てば、その瞬間から数秒間福の神に変われる。

 

そして、貧乏神がミニ打ち出の小槌をパソコンに投げ入れれば、部屋の主はミニ打ち出の小槌の恩恵を受けられることも知っていた。

 

貧乏神は情け深い主のために「ミニ打ち出の小槌」をつかみ、瞬間福の神に変わった。

 

貧乏神が福の神となって「打ち出の小槌」を振った

貧乏神は「ミニ打ち出の小槌」を振りながらパソコンに投げ入れた。

 

「<b>これは、ミニ打ち出の小槌だが、小さな望みを叶えてくれる</b>」と言った瞬間、再び貧乏神に戻ってしまった。

 

「わたしの仕事は貧乏神だ、お前がお金の大切さに気付いたなら、貧乏神の役目は終わりだ」

 

そして貧乏神は白い髪を一本落として、窓から風のようにスーッと消えてしまった。

 

福の神も貧乏神もキャッシュレスを学んでいる

世の中にキャッシュレスの時代が到来している。

 

貧乏神も神の世界で失業して、ただいま新しい貧乏学を学んでいるのだろうか。

 

風の便りで、貧乏神もキャッシュレス貧乏の勉強を始めたという噂を聞いたのだ。

 

貧乏神はキャッシュレス貧乏を予測している可能性もある。

 

ポイント欲しさで使いすぎに注意しよう。

 

正しいキャッシュレスを学んで、消費税10%の時代に突入だ。

 

貧乏神も時代とともに変化し、あなたのそばに近づいているかもしれない。

 

キャッシュレス時代に、あなたの家に来るのは果たして、福の神か貧乏神か。

 

それはあなたの行動次第。

 

福の神と貧乏神を信じられるか?

家には昔から守り神がいると言われているので、貧乏神と福の神もいるのかも知れない。

 

貧乏が悪いのでもなく、貧乏神が貧乏にしている訳でもない。

 

貧乏神はあなたが気づいた時、そこにいる存在であって目には見えないのである。

 

貧乏神と福の神を選ぶかは、あなたの行動次第かも知れない。

 

 

 

風の冷たさで目を覚ましてみたら、窓を閉め忘れていたようだ。

 

「なんか変な夢見たような気がするけど……、うー寒い。フィ、フィ、フィクション! 風邪ひいたら大変だ」と思いながら、窓を閉めて再び眠ってしまった。

 

その後もインターネットとパソコンを使って一生懸命作業をしていたら、それまでに作ったサイトが24時間365日、まるで「打ち出の小槌」の様に稼いでくれている。

 

多少の貯金もできて、年金とネット収入のおかげで、65歳から再び生きる勇気が湧いてきた。

 

貧乏歴35年から抜け出し、再び貧乏神に出会わないように、細々と幸せな老後を生きている。

めでたし、めでたし。

 

 

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