「溺(おぼ)れる者は藁をもつかむ」ような経験
人生の中で、「溺(おぼ)れる者は藁をもつかむ」ような経験をしたことがありますか?
わたしは50代で一度、生きることに溺れそうになったことがありました。
失業しちゃって再就職もできない状態でいたら、貯金まで無くなって「どうしよう」と思ったことがあります。
そんな時でしょうか。
「溺(おぼ)れる者は藁をもつかむ」という心境になりました。
ところで、藁(わら)って何か分かります?
「溺(おぼ)れる者は藁をもつかむ」藁を確認しておきましょう
藁なんて見たことない人も多いのではないでしょうか。
わたしは実家が農業ですから、何度も見ているので分かります。
藁(わら)とは、稲や麦などの茎を干したものですが、稲って何?って思ったら田んぼを思い浮かべてください。
あのお米の実の稲穂がついている茎のことです。
もし溺れそうになった時、その藁が一本流れてきたらどうします。
溺れそうな時ならつかむと思うのです。
まあ、現実には藁というものではなく「頼りにならないもの」のたとえで使われます。
goo辞書から引用
「藁(わら)にも縋(すが)る」の意味せっぱつまったときには、頼りにならないものでも頼りにすることのたとえ。
溺(おぼ)れる者は藁をもつかむ。
「藁にも縋る思い」
「藁(わら)にも縋(すが)る」体験をした
わたしが、お金も無くなって路頭に迷いそうになっていた時です。
ネットの中に頼りになりそうで、ならないような藁を見つけました。
今の時代はそういった頼りない藁くらいは自分で作れるのです。
一本の藁ではだめですが数百本の藁を作ったら、しばらく溺れることなく浮いていられました。
その一本の藁というのを、ホームページの一ページに例えてみました。
自分で作ったホームページなんて頼りないものです。
積み重ねが力に代わる
人生のある時期に溺れそうな感じの中で、記事を書いてはページを作って自分を勇気づけてみたのです。
頼りない一ページが積み重なって、数百ページになったら少し楽になってきました。
その束にした藁の上に乗っていたら、お金や食料までつかむ事ができてしまったからです。
そういった頼りない藁のようなものでも、数が集まればすごい力になるんだと分かりました。
しばらく溺れないと分かった時、急いでさらに数百、数千の藁をまとめて「いかだ」にしたのです。
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年金で不足する分を補充しながら生きて行く
そうこうしてもがいているうちに、小さな船になってきました。
しかし、こういった状況ではいつ沈没するか分からないので、不安この上ありません。
必死で藁をつかみながら荒波を乗り越えたら、国から年金をいただける歳になっていました。
こういった生き方をしてきたのですから、年金だけでは当然足りませんが、その不足分の藁を積み重ねています。
インターネットとパソコンのある時代で良かった!
お陰様でいまのところ(【凪】なぎ)状態の中を、何とか生きています。
(【凪】なぎ)とは、風がやみ波が穏やかになること。
どんな状況でも諦めちゃいけないということを、インターネットとパソコンが教えてくれました。
藁一本つかんでもダメなのです!つかむ時はたくさんつかむようにしましょう。