70代男性が語る月9万円の年金でも文句を言えない理由

70代男性、年金受給額が月9万円。その金額に文句を言えない理由があります。

年金制度への無知と無関心、そして自身の選択が招いた結果を受け入れ、感謝の気持ちを持つ男性の姿を通して、年金について考えるきっかけを提供します。

年金制度への無知と後悔

70代の私は、現在月9万円の年金を受給しています。

家賃を払えば、手元に残るのは5万円ほど。決して十分とは言えませんが、私はこの金額に文句を言えません。

なぜなら、すべては私自身の責任だからです。

60歳まで年金を納めてはいましたが、正直なところ、年金制度について深く理解していたわけではありません。

厚生年金と国民年金の違いすら曖昧で、無職の時期には保険料を支払わなかったこともありました。

60代になり年金事務所で説明を受けて、初めて保険料の納付額が将来の受給額に大きく影響することを知ったのです。

自分の無知を恥じるとともに、もっと早く年金について学ぶべきだったと後悔しました。

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自業自得を受け入れる

61歳の時、私は国民年金を4年繰り上げて受給することにしました。

50代で失業し、生活のためにやむを得ない選択でしたが、これもまた受給額を減らす要因となりました。

当時の私は、なんとかなるだろうと安易に考えていました。

しかし、現実は甘くありませんでした。自分の選択が招いた結果を受け入れざるを得ませんでした。

少ない年金でも感謝を忘れない

それでも、私は月9万円の年金を受け取れることに感謝しています。国民年金だけだったとしたら、生活はさらに厳しかったでしょう。

60代は、年金をベースにして不足分を補うために、個人事業主として懸命に働きました。

決して楽な道のりではありませんでしたが、おかげで60代はなんとか生活することができたのです。

年金制度の基本と現実

厚生年金の平均受給額は、男性が約16万6千円、女性が約10万7千円です。

国民年金の受給額は、保険料の納付期間によって決まります。国民年金の満額は、令和6年度で月額6万8千円です。

老齢基礎年金は、保険料納付済期間と保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある場合に、65歳から受け取ることができます。受給資格期間が10年の場合月額1万6,204円。

( 平成29年7月31日までは受給資格期間が25年以上必要でしたが、法律の改正により平成29年8月1日から受給資格期間が10年に短縮されました。)

これらの数字からも分かるように、年金受給額は人それぞれです。大切なのは、自分の状況を理解し、将来に備えることだと思います。

まとめ

年金だけで暮らせない現状は厳しいものですが、その原因は人それぞれです。大切なのは、現状を受け止め、前向きに生きることだと思います。年金制度について正しい知識を持ち、早いうちから将来設計をすることが大切です。

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