無計画な人生を送った末路…60代で気づいた「年金」のありがたみ

「給料から引かれるだけ…」年金を深く考えずに生きてきた私の後悔

会社勤めをしていた頃、給料から天引きされる年金のことを、深く考えることはありませんでした。

「どうせ、将来もらえるんでしょ?」くらいにしか思っていなかったのです。

失業中は国民年金を払っていましたが、正直なところ「払いたくない」という気持ちが心のどこかにありました。

そんな無計画な生き方で、私は60歳までに7回も転職を繰り返したのです。

そして50代後半で失業。再就職は難航し、貯金を取り崩す日々が続きました。

60歳を迎えた時には、貯金も底を尽き、まさに万事休すの状態だったのです。

しかし、そんな私を救ってくれたのが、ほったらかしにしていた「年金」でした。

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無計画な人生が招いた「現実」

幸いにも、私の年齢だと61歳から厚生年金を受け取ることができました。しかし、過去の無計画な働き方が、年金額に如実に現れていました。

厚生年金の額は、なんと月4万円ほど。

これでは家賃を払うと全く残らず、生活は苦しいままでした。

厚生年金の支給開始年齢は段階的に引き上げられ、最終的に65歳からの支給となります。私の場合は運が良かっただけだと気づきました。

そこで、私は国民年金を4年繰り上げて受給するという選択をしました。すると、受給額は合わせて月10万円弱ほどになったのです。

年金から学んだ人生の教訓

もし、若い頃から年金のことをもっと理解し、将来を見据えた働き方をしていれば、私は国民年金を繰り上げる必要はなかったかもしれません。

年金の繰り上げ受給は、受け取れる額が減るというデメリットがあります。それを承知で繰り上げせざるを得なかったのは、計画性のない生き方をしてきたツケでした。

年金のことを深く考えずに生きてきた結果、60代からもお金の苦労がついて回りました。しかし、同時に、年金という制度が、人生の窮地を救ってくれる、ありがたいセーフティネットだと身をもって知ることができたのです。

まとめ:年金は「将来の自分」への保険

年金は、ただ給料から天引きされるお金ではありません。それは、将来の自分を助けるための、大切な年金保険という制度です。

年金制度がどういうものかについてしっかり理解し、将来の生活を想像しながら働くことが、どれほど重要であるか。若いうちからそれを知っていれば、60歳を過ぎてからの人生は、もっと穏やかで豊かなものになるはずです。

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