田舎暮らしをしていると、季節によって庭先の木にいろんな鳥が飛んできます。
梅の花が咲いていた頃は、メジロやシジュウカラが群れを成して飛んでくることもありました。
目の周囲が白くて丸く、体は緑色のメジロは、毎日梅の木やボケの木そしてサザンカの木などに飛んできます。
そういった姿を庭先で見ていると、癒されるものです。
どんな鳥が飛んでくるのか見ていると、スズメ、ウグイス、めじろ、シジュウカラ、コガラ、ハト、カラス、そしてヤマガラなども飛んできます。
ホトトギスの鳴き声を知っていますか?
ホトトギスの声がにぎやかにひびき渡る時があるのです。
というより季節になると、ほぼ毎日聞こえてきます。
ホトトギスの鳴き方をご存知ですか?
ウグイスは「ホーホケキョ」ですが、ホトトギスは二つの聞こえ方があります。
先入観で、そう聞こえてしまうから不思議ですね。
鳥の鳴き声を文字に表わしても実感が湧かないかも知れませんが、昔の人はホトトギスの声を「テッペンカケタカ」と言います。
最近では「特許許可局」という鳴き声に聞こえます。
昔は特許許可局などという言葉がなかったせいでしょうか。
わたしも「トッキョキョカキョク」と聞こえるのです。
ぜひ聞き分けてみてください。
ツバメが毎年やって来る
そして春になるとツバメが毎年やってくるのですが、いまのツバメは新しく巣を作らないようです。
去年作った巣を補修しながら、再利用するという賢さがあります。
確かに巣作りの大変さは見ていてもよく分かるのです。
ツバメの巣作りは大変
両手を包み込んだくらいの大きさの巣ですが、何度も往復して泥を張り付けながら積み重ねる努力には、涙がちょちょぎれそうになります。
ちょうど車庫の上の柱に巣があるので、軽トラックの荷台にはツバメのふんが、遠慮なく落とされるので新聞紙を引いて車を止めています。
巣の中にツバメのひなが顔を出して、黄色いくちばしをパクパクしている様子を見るのも楽しみの一つです。
そして、巣立ちの時がきます。
飛び方の練習が数日続いて、巣から離れていき、最後に庭先の電線に5匹くらいのツバメが一列に並んでくるようになると、いよいよお別れの時がやってくるのです。
そしてまたしばらくすると第2弾のツバメがきて、今度は乗用車の上に巣作りを始めます。
でも去年の巣がまだ丈夫だと確認できると、多少の補修をしてしばらく滞在していると、またにぎやかなヒナたちの黄色いくちばしが癒してくれるのです。
ツバメたちと話すわけでもなく、最後に「ふん」というおみやげ?を置いて、巣だって行きます。
また来年来るのを楽しみに待っています。